不登校だった次男が、eスポーツで「優勝」した日

eスポーツ

〜VALORANTがつないでくれた成長の話〜

我が家の次男は、現在不登校です。

兄が不登校なこともあり、発達特性的にも学校という場所は彼にとって苦痛な場所。

兄の時と違い、まぁ合わない環境で学ぶよりも彼にとって合う環境で学んだ方がいいと思い、あっさり学校へ行かない選択をした我が家。

1年半は、野外活動メインのフリースペースで楽しく走り回り過ごしましたが、突然行かなくなり、今のeスポーツに特化したフリースクールを見つけたのが、2年前の春。

次男は今、eスポーツに特化したフリースクールに通っています。

学年は3年生。

そして、彼が本気で打ち込んでいるのが VALORANT(ヴァロラント) です。

valorantとは?

VALORANT(ヴァロラント)は、5人1組のチームで戦う対戦型のオンラインゲームです。

一人で勝てるゲームではなく、仲間との連携や作戦、声かけ(コミュニケーション)がとても大切なゲームです。

プレイヤーはそれぞれ役割の違うキャラクターを選び、

・相手の動きを予測する

・仲間に状況を伝える

・協力して目標を達成する

といった力が求められます。

反射神経だけのゲームではありません

VALORANTというと

「撃つのが上手い=強い」

と思われがちですが、実際はそれだけでは勝てません。

・どのタイミングで動くか

・仲間とどう連携するか

・負けた時にどう立て直すか

考える力・判断力・冷静さがとても重要なゲームです。

ランク制度があり、努力が結果として見えやすい

VALORANTには「ランク」という仕組みがあります。

これは実力に応じて段階的にレベルが上がっていく制度で、

・練習を続ける

・自分の弱点を知る

・試合の反省を次に活かす

といった積み重ねが、目に見える形で評価されるのが特徴です。

次男も、たくさんのエイム練習を重ねながら、

少しずつランクを上げていきました。

コミュニケーションが苦手でも挑戦できる

VALORANTでは、仲間に状況を伝えることがとても重要です。

そのため、自然と

・短い言葉で伝える

・相手の話を聞く

・チームの一員として行動する

といった経験を積むことになります。

人とのコミュニケーションが苦手な子にとっては大きな挑戦ですが、

「勝つために必要」だからこそ、少しずつ頑張れる場面も多くあります。

今や「遊び」ではなく、eスポーツの一つ

VALORANTは、世界中で大会が行われているeスポーツタイトルです。

チームスポーツのような要素があり、

フリースクールや教育の場でも取り入れられることが増えています。

次男が通うフリースクールでも、

VALORANTを通して

・仲間づくり

・成功体験

・自信の回復

につながる活動が行われています。

フリースクール主催 VALORANTrevisionカップ(非公式戦)に挑戦

先日、フリースクール主催のVALORANTカップが開催されました。

結果は…

3試合中2試合勝利 → 優勝

昨日の2日目の試合は、いつも仲良く遊んでもらっているお兄ちゃんたちとのチームとの対戦でした。

結果は残念ながらの負け。

ラウンド残すところ2で負けました。

次男悔しそうだった。

その後、トータルの勝敗、ラウンド数の多さで次男のチームが優勝🏆

親としては信じられない気持ちでした。

勝ったことももちろん嬉しかったですが、それ以上に

・仲間と作戦を立てる

・ミスを責めずに次に切り替える

・最後まで諦めずに戦う

そんな姿を見られたことが、何よりの成長だと感じました。

ゲームを通して「仲間」ができた

不登校になると、どうしても人とのつながりが少なくなります。

でもVALORANTを通して、次男にはたくさんの仲間ができました。

・年齢関係なく同じ目標を持つ仲間

・一緒に悔しがり、喜べる仲間

・「次も頑張ろう」と声をかけ合える仲間

ゲームの中だからこそ、次男にとって安心できる居場所ができたのだと思います。

勉強への意欲が少しずつ芽生えてきた

驚いたのは、勉強への変化でした。

「もっと強くなりたい」

「大会に出るなら、ちゃんとやらなきゃ」

そんな気持ちから、

・フリースクールでの学習に前向きに取り組む

・時間管理を意識する

・苦手なことも「やってみよう」と言える

少しずつですが、学ぶことへの意欲が見えるようになりました。

不登校=止まっている、ではなかった

今回のVALORANT revisionカップの優勝は、

「不登校でも、成長はできる」

「居場所が変われば、輝けることもある」

それを教えてくれた出来事でした。

ゲームは悪いものではなく、使い方次第で子どもを大きく伸ばしてくれる。

これからも、焦らず、比べず、

この子のペースで進んでいけたらと思います。

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