スト6カタカナの次はこれ|不登校6年生に合った漢字の入り口

LD

はじめに

カタカナ学習が少しずつうまくいき始めた頃、

次に悩んだのが 漢字 でした。

画数が多い 形が複雑 書けない 読めない

「漢字こそ無理なんじゃないか」

正直、そう思っていました。

でも結果から言うと、

漢字も“入り口”を変えたら反応がまったく違いました。

この子の漢字のつまずき方

うちの子の場合、

漢字の形をまとめて捉えるのが苦手 点・はね・はらいの区別が難しい 書くことで頭がいっぱいになる 読みと意味が結びつかない

という状態でした。

特に

「書かないと覚えない」方式 は、

完全に逆効果でした。

なぜ一般的な漢字学習が合わなかったのか

漢字学習というと、

書き取り 反復練習 テスト

が基本になりがちです。

でも、

文字の形認識が苦手なLDの子にとっては、

「書く」=「失敗体験を積む」

になりやすい。

結果、

漢字=怖いもの

になってしまっていました。

漢字は「形」から入らないと決めた

そこで思い切って、

形から覚えることをやめました。

代わりに使った順番はこれです。

意味 絵 動き(ジェスチャー) 読み

👉 書くのは一切なし

まずは

「この漢字は何を表しているか」

がわかれば十分、という考え方です。

実際にやった漢字の覚え方

① 意味が分かりやすい漢字から

最初に選んだのは、

山 川 火 水 上 下 大 小

など、

見たこと・体験したことがある漢字。

② 絵を描く(ここが最大のポイント)

文字を書く代わりに、

漢字の意味の絵を描く 漢字の形を絵に変身させる

例:

「山」→ 山の絵 「火」→ 炎 「人」→ 人のシルエット

絵が好きな子には、これが一番合いました

③ 体を使って覚える

火 → 手をゆらゆら 上 → 手を上に 下 → 手を下に

視覚+身体感覚を使うことで、

記憶に残りやすくなります。

④ 最後に「読むだけ」

「これは何て読む?」

と聞くだけ。

書かせない。

テストしない。

読めたら終了 にしました。

Canvaでできる「漢字カード」教材

カタカナ編と同じく、

漢字もCanvaでカード化しました。

カードの内容は:

大きな漢字 意味が分かるイラスト 読み(ひらがな) 余白多め・情報少なめ

1カード1漢字にすると、

混乱が起きにくいです。

実際の子どもの変化

「これ知ってる」と言う回数が増えた 漢字を見て逃げなくなった 書かなくていい安心感 自分から絵を描き始めた

何より大きかったのは、

「漢字=失敗」というイメージが薄れたこと でした

高学年でも、漢字は間に合う

6年生だから遅い、

そんなことはありません。

必要なのは、

全部覚えること 学年に追いつくこと

ではなく、

「読める漢字が少しずつ増えること」。

それだけで、

世界の見え方が変わります。

まとめ|漢字も「入口」を間違えなければ大丈夫

漢字が読めないのは、

やる気の問題ではありません。

やり方が合っていなかっただけ。

書かせない 絵を使う 意味から入る 成功体験を積む

同じように悩む方の

ヒントになれば嬉しいです。

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