何を選択する?結論に至るまでの葛藤

不登校


こんばんは✭

今日は春休み最終日でした。

明日からこぽくんは、新学期。

てぽくんは来週の月曜日から新学期です。

午後から大忙しで、てぽくんの場面緘黙疑いで、区の教育相談室にプレイセラピーに行ってから、

こぽくんの放課後デイに送迎。

行ったり来たりぽくまま大忙し!

てぽくんのプレイセラピーついては、またお話します。

さて、前回の続き。

こぽ、てぽくん大好きなおもちゃです。

大阪?東京?どちらが彼にとっていい?
いろいろな場所を見学し、意外とたくさんの選択肢があることが分かりました。
ぽくぱぱは転勤のあるお仕事をしているので、選択肢の中で東京がいいのか?大阪がいいのか?
と言うことも考えました。
大阪のメリットは、情緒の支援級があること!
しかも、支援級に所属はするけど、給食、体育、図工、せいかつかなどの時間は、通常級に席があり、学習の時間やクールダウンが必要な時間は支援級ですごせるというところに魅力を感じました。
さらに、大阪にすんでいたからこそわかること。
それは、必ず困っていると誰かが声をかけてくれたり、助けてくれる県民性!
さらに大阪には妹が住んでいること、実家の岡山からも新幹線ですぐという助けてもらえる環境。
大阪の友達からたくさんの情報を得ました。
大阪ではインクルーシブル教育が行われています。
デメリットとしては、オープンな感じで入ってくるので繊細なこぽくんが大丈夫かな?というところと、引っ越さなければいけないことです。
小さな時も電車に乗っているとよく話しかけられて、固まること多々あり笑
こぽくんが住んでいたのは0歳から4歳まで。
彼には大阪の記憶がほぼありません。
引っ越し=環境が変わる。
環境の変化に弱い発達凸凹くんに耐えれるのか?!
さらに、病院、学校、住む場所、放課後デイすべて探し直しです。
うーん。。。。これは悩む!!
この時よく感じていたのが、大阪は誰かが助けてくれながら生きていける場所!

東京は、いい意味でも悪い意味でも一人で自立して生きていく場所!

逆に東京のメリットは、ようやく見つけた病院、放課後デイを変わらなくていい。

中学からの選択肢が多い。
引っ越さなくていいので大きな環境の変化はない。
デメリットは、情緒の支援級がないので、知的の支援級もしくは通級で対応。
大阪に比べると、放課後デイや療育、病院が多いようで少ない。(遠い)
発達障害だけでなく、障がいのある方への差別を感じる。

発達障害の教育、支援について遅れていると感じる。

さてどうする??

こぽくん大好きなマインクラフトのレゴ。

結論の前に受けたMSPA検査
こんなもやもやが正直3か月は続きました。
新しく変わった病院で先生が勧めてくれたMSPAという支援がどのくらい必要なのかという日本でもまだなじみの少ない検査を受けることにしました。

この結果をもとにようやく決断が出るのでした。

MSPAとは?
MSPA(Multi-dimensional Scale for PDD and ADHD)とは、京都大学の船曳康子先生を中心に開発された発達障害の特性の程度と要支援度の評価を表すことができる検査の事です。
発達障害の特性について様々な方向から評価を行い、特性チャートにまとめることで、支援が必要なポイントを視覚的に表すものです。
下記のようなレーダーチャートにそのこの支援の度合いを書いて表します。
京都大学HPより、MSPAのレーダーチャートと特徴。

詳しく見ると、「コミュニケーション」「集団適応力」「共感性」「こだわり」「感覚」「反復運動」「粗大運動」「微細協調運動」「不注意」「多動性」「衝動性」「睡眠リズム」「学習」「言語発達歴」の項目を客観的に評価してくれます。

上の項目は、特別な研修を受けられた臨床心理士さんが、本人や保護者、学校の先生などからの生活の様子を聴取を通して評価し、各項目での結果を特性チャートにまとめることで、発達障害の特性や支援が必要なポイントを視覚的にとらえられるよにしてあります。

また、2016年4月1日より保険収載(D285 3)となり、今後医療、療育への活用が期待されるものだそうです。
こぽくんのMSPA結果は
こぽくんのMSPAの結果はというと、
見事に凸凹でした。
MSPAの尺度はと言うと、
1:気になることはない
2:多少気になることはあるが、通常の生活環境において困らない
3:本人の工夫や周囲の一定の配慮で集団生活に適応
4:大幅な個別の配慮で集団生活に適応

5:集団の流れに入るより、個々人単位の支援が優先され、日常生活自体に特別な支援が必要となる。

こぽくんの結果はと言うと、予想通り凸凹!
特に集団適応力、こだわり、学習については支援尺度4。
共感性、粗大運動、微細協調運動、不注意、多動性、衝動性、睡眠リズムについては支援尺度3
サポート参考ライン内だったのは、言語発達、感覚、反復運動のみ。
このMSPAの検査結果を見てようやく彼には小集団での手厚いサポートが必要だとようやく分かりました。

ウィスク検査よりさらに詳しかったので気になる方は、調べてみてください。

検査できる病院はまだまだ少ないそうです。

作るのがすきな二人はアクアビーズも大好き💛

ついに結論!
色々な選択肢を考え、夫婦で何回も話し合いました。
支援級にいれたら将来が狭まるのではないか。
でも、通っていた通常級に戻ることができるのだろうか。
彼の人生を親が決断しないといけないなんてと何回も思いました。
でも選択しなくてはいけないんです。
まだ小さな彼に聞いても首をかしげるばかり。
このころには彼にも変化が見られました。
前回の知的の支援級の見学、放課後デイの見学以来、自分の今通っている小学校に戻るよりも、見学した支援級なら通えるかもしれないと。
それはあのあっかんべーの先生や、放課後デイのおにいちゃん、おねえちゃんがその小学校の支援級にいるということも大きな安心感になったのかもしれません。
ただ、転校をするというと拒否反応がすごく、嫌だと言われました。
しかし、少しお休みしてそっち通うのはどう?と聞くといいかもと。
そしてぽくままが決断したこと!
それは大きな環境変化はせず、隣の小学校にある知的の支援級に転校することに決めました。
しかし、転学相談は12月。

早くて転校は1月と言われました。

ここまで来るには本当に葛藤がありました。
決断の決め手は、MSPA検査の結果と、周りの目や将来狭まることよりも、彼が安心して通える場所がいいと思いました。
通うのはこぽくん自身なんです。
将来については、昔に比べると理解や特性を大いに生かしてくれる学校がたくさんあることも知りました。
通級だと対応できないだろうし、とりあえず、知的の支援級に転校してみよう!
まずは通える場所を。
それがだめなら大阪に引っ越しや、フリースクール、ホームスクールと言う選択肢がまだある。
結論をだせたのは、2020年11月のおわりことでした。
彼が不登校になって3か月。

発達障害が判明して約3か月。

なぜ葛藤するのか。
なぜこんなにも葛藤するのでしょうか。
それは自分のことではないから。
愛するわが子の人生にかかわる決断になるから。
さらに、まだ日本の社会が発達凸凹に理解がないこと、差別があること。
日本特有のみんなと同じことをする、みんな前を向いて授業を受けるスタイル
同じ進度、同じことをしていないと安心できない日本独特の教育。
先進国の中で1人の先生が生徒をみる人数が圧倒的に多い日本。
先生の質の低下。
グループワークスタイルのとられていない日本の教育スタイル。
日本の国民性が余計に生きづらくして、親が結論を出せなくさせていると私は思います。
もう50年近く教育の在り方はそこまで変わっていません。
それが現状です。
残念ですが。。。

それでも、少しづつ特性を生かした教育を受けれる場所が増えています。

STEAM教育、プログラミング的思考などもそのうちの1つです。

だから希望は捨てないでほしいと思います。
同じ発達凸凹の子どもを育てる親として(^^♪
どんなに悩んでだした結論でも正解はありません。
そしてどちらを選んでも後悔するでしょう。

なぜなら私がまさにそうだから。

同じ発達凸凹のお子様をもつご両親へ
でも今だからアドバイスできること!
今悩んでいるご両親に言いたいこと。
あなたのおこさんが安心していることができる(通える)場所を見つけてください。
通うのはあなたのお子さんです。
もちろんその場所が学校じゃないといけないなんてことはありません。
学ぶことはどこでもできます。
家でもいいんです。
オンラインスクール、ホームスクール、インターナショナルスクール、フリースクール、通常級、通級、支援級、放課後デイサービスなどなど。
悩んでだした、その答えはもしかしたらうまくいかないかもしれません。不登校を繰り返すかもしれません。
でもそれを恐れないでください。
きっとそのころには、想定内になっています。
でも、あなたの子どもを守れるのもサポートできるのもあなたの家族だけだと私は思います。
一番の理解者でいてあげて下さい。
世間体を気にするよりも、周りの言葉を気にするよりも、
あなたのお子さんにとって何がいいかを選択してあげてほしいです。
もちろん中にはいろいろなことを言う方がいます。
傷つくこともあるけど、言いたければ言わせておけばいいんです。
何も知らないからこそそんなことを言うので、気にすることはありません。
そして、子供と共に強くなりましょう!!
次回予告

放課後デイサービスの見学、支援級の体験

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