実際に約2年付き添い登校(母子登校)したわたしがまとめたポイントです。
朝、玄関で子どもがランドセルを背負ったまま固まっている。
「お腹痛い」「ママも一緒じゃなきゃヤダ」「先生が怖い」——理由はいろいろでも、結局玄関から一歩も出られない。
そんな朝が続くと、正直しんどいですよね。
仕事の時間も気になるし、下の子のお世話もあるし、「私がついていないとダメなの?」と自分を責めてしまう。周りのママ友は普通に子どもを送り出しているのに、なんでうちだけ…と孤独を感じることもあると思います。
でも、まず伝えたいのは——それ、甘えじゃないです。そして、あなただけが悩んでいることでもありません。
「母子分離不安」や、それに伴う「付き添い登校」は、多くの家庭が経験していること。今日は、そのサインの見分け方から、家庭でできる工夫、周りに頼るコツまで、順番に整理していきます。

① まずは「母子分離不安」かどうかをチェックしてみる
焦って結論を出す前に、まずは今の状態を客観的に見てみましょう。次の3つのうち、当てはまるものはありますか?
- 日常生活:家の中でも母から離れられない、一人で留守番できない
- 就寝時:寝つきが悪い、親がいないと眠れない
- 登園・登校:母がいないと行けない、何ヶ月も離れられない、登園・登校しぶりが続く
これが4ヶ月ほど続くと「分離不安症」と診断されることがあると言われています。とはいえ、最終的な判断はあくまでドクターの仕事。「うちの子もしかして…」と思ったら、チェックリストは目安として使いつつ、専門家に相談する、というくらいの気持ちで大丈夫です。
② おうちを「安心基地」にする
お子さんは今、心がとても不安定な状態にあります。まずやるべきことは、無理に外へ押し出すことではなく、家を安心できる場所にすること。
- 家族が「一番の理解者」になる
- パパ、祖父母、ママ友など、協力してくれる人を確保しておく
- 「頑張って行きなさい」より「今のままでいいよ」の空気を作る
意外かもしれませんが、家の中がしっかり安心基地になっていると、子どもは少しずつ外に目を向けられるようになっていきます。焦って引き離そうとするより、まずは土台づくりからです。
③ 学校・園に「面談」を申し込む勇気を出す
次のステップは、通っている場所への相談です。「こんなことで相談していいのかな」と遠慮してしまう方も多いのですが、実は分離不安について、学校側は思っている以上に理解を持っていることが多いです。
面談では、こんなことを伝えてみましょう。
- これは甘えではないこと
- 無理やり引き離すとかえって悪化してしまうこと
- 診断書があると話がスムーズに進みやすいこと
一人で抱え込まず、「一緒に考えていきましょう」と言ってくれる先生や相談員を見つけること。これが、この先を乗り越えるための大きな味方になります。
④ 専門家の力を借りる、という選択肢
家庭と学校だけで抱えるのが難しいと感じたら、専門家の介入も視野に入れてみてください。
- 児童精神科
- 区の教育相談室
- プレイセラピー
- カウンセリング
「専門家に頼る=重大なこと」と身構えなくて大丈夫。むしろ早めに相談することで、二次障害(無理に引き離した結果、状態が悪化してしまうこと)を防げることも多いんです。
⑤ 付き添い登校が始まったら——スモールステップと「自分の時間」
いよいよ付き添い登校がスタートしたら、意識したいのは「一気に」ではなく「少しずつ」です。
- 同じ教室内 → 隣の席 → 教室の後ろ → 廊下の見えるところ → 廊下の見えないところ、というように時間も距離もスモールステップで伸ばしていく
- 黙って帰宅したり、子どもに嘘をつくのはNG。「今日はここまで頑張ったね」と本人にきちんと伝える
- 別室待機になったら、塗り絵・折り紙・読書などで時間を有効活用(スマホをひたすら触るのは印象があまりよくないので注意)
- できたことは大げさなくらい褒める。「今日は30分も一人で授業に参加できたね!」の一言が力になります
そしてもうひとつ、これはとても大事なことなのですが——あなた自身の「一人時間」も確保してください。
四六時中子どもに求められる生活は、正直かなりイライラが溜まります。
完全にベビー状態になることも珍しくありません。朝早く起きて自分の時間を作る、お風呂に一人で入る、キッチンを居心地のいい場所にする——小さなことでいいので、協力してくれる人を頼りながら、自分をすり減らさない工夫をしていきましょう。
まとめ:一歩ずつ、できることから
母子分離不安も付き添い登校も、「いつ終わるかわからない」という不安が一番しんどいポイントだと思います。でも、焦らなくて大丈夫。子どものペースに合わせて、今日できることを一つずつ積み重ねていけば、必ず変化は訪れます。
まずは今日、チェックリストで今の状態を確認してみる。それだけでも、次の一歩につながります。
一人で頑張りすぎず、学校の先生、専門家、そして周りの人たちの力を借りながら——一歩ずつ、できることから始めていきましょう。
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