「うちの子、また周りと同じことができなくて…」
集団行動が苦手、みんなと同じペースで動けない、列に並ぶのが苦手、切り替えに時間がかかる――そんな我が子の姿を見て、つい心がザワザワしてしまうことはありませんか。
「どうしてうちの子だけ…」
「もっとちゃんとできるようにならなきゃ」
そう思えば思うほど、子どもへの声かけもきつくなってしまう。そんな経験、私にもあります。
でも、その”できなさ”は、実は見方を変えれば大きな個性かもしれません。今日は、そんな場面で使いたい言葉がけを7つご紹介します。
1. 「なんでできないの?」→「あなたなりのやり方があるんだね」
「なんでできないの?」という問いかけは、子どもにとって答えようのない質問です。本人も「なんでだろう」と分からず困っていることがほとんど。
責める言葉ではなく、その子の中にある”やり方”を認める言葉に変えるだけで、子どもは「自分は否定されていない」と感じられます。
2. 「早くして」→「◯◯のペースでいいよ」
急かされることで余計に動けなくなる子は少なくありません。焦りが強まると、かえって手が止まってしまうことも。
「早く」ではなく「あなたのペースで」と伝えることで、安心して自分のリズムで動けるようになります。
3. 「みんなと同じにしなさい」→「あなたはどうしたい?」
集団に合わせることを強要するのではなく、本人の意思を聞いてみる。「みんなと同じ」がゴールである必要はありません。
本人の希望を聞くことで、”自分で選んだ”という感覚が生まれ、それが自己肯定感につながります。
4. 「わがまま言わないで」→「その気持ち、教えてくれてありがとう」
こだわりや強い主張は、わがままではなく「本人にとって大事なこと」であることが多いです。
否定せずに受け止める言葉をかけることで、子どもは「自分の気持ちを言っていいんだ」と感じられます。
5. 「またそれ?」→「それが好きなんだね」
同じ遊び、同じ話題を繰り返すことにうんざりしてしまう瞬間もありますよね。でも、それは子どもにとって大切な”好き”の表現です。
呆れるのではなく、その好きを一緒に喜ぶ姿勢が、親子の信頼関係を育てます。
6. 「普通は〜」→「うちはうち」
つい周りと比べてしまう気持ち、よく分かります。でも「普通」という基準は、実はとても曖昧なものです。
「うちはうち」と割り切ることで、親自身の心も少し軽くなります。
7. 「ちゃんとしなさい」→「一緒にやってみよう」
「ちゃんとして」は、実は子どもにとって具体的に何をすればいいのか分かりにくい言葉です。
一方的に求めるのではなく、「一緒にやってみよう」と隣に寄り添うことで、子どもは安心して取り組めるようになります。
まとめ
“できない”を否定するのではなく、”その子なりの形”として受け止める言葉がけが、子どもの自己肯定感を育てます。
完璧じゃなくていい。今日から一つだけでも、試してみませんか。
