夏休みも終盤にさしかかると、なんとなくソワソワしてきませんか。
「そろそろ2学期だな」
「宿題、終わってるかな」
「……ちゃんと学校、行けるかな」
そんなふうに頭の中でぐるぐる考えているのは、意外と子どもより親のほうだったりします。
子ども本人は案外ケロッとしていて、「まあ行けば行ける」くらいの温度感なのに、親のほうが一足先にお腹が痛くなってくる。
夜、子どもが寝たあとに「大丈夫かな」とスマホで検索してしまう。そんな経験、ありませんか?
もしあなたが今そんな気持ちでこの記事を開いているなら、まず伝えたいことがあります。
その不安、あなたがちゃんと子どものことを見ている証拠です。
責めなくて大丈夫。むしろ、ここまで抱え込んできた自分を、少しねぎらってあげてください。
そのうえで今日は、「親のほうが不安になっちゃう」ときに知っておくと少し肩の力が抜ける、5つのポイントをお話しします。
① その不安、実は「子どもの不安」を先取りしているだけかも
親が不安になる理由の多くは、「この子はきっと行きたくないはずだ」という予測から始まっています。
でも面白いことに、その予測は当たっているとは限りません。
たとえば長い休み明け、大人だって「明日から仕事か……」と多少は憂うつになりますよね。でも実際に出社してみると、思ったより普通に一日が過ぎていく。
子どもの「学校行きたくないモード」も、それに近いことがよくあります。
つまり、親が先回りして重く受け止めすぎると、まだ本人も決めていない不安を、こちらが先に完成させてしまうことがあるんです。
まずは「行けるかどうか」を決めつけず、「今、この子はどんな顔をしているか」を観察するところから始めてみてください。
② 「行けない日」を、失敗だと思わなくていい
もし2学期の初日、子どもが「今日は無理かも」と言ったとしたら。
そのとき親の頭に浮かびがちなのが、
「このまま不登校になったらどうしよう」
という、少し先まで飛んでしまった不安です。
でも実際には、「1日休む」と「学校に行けなくなる」の間には、思っている以上に距離があります。
たとえるなら、風邪をひいて1日会社を休んだ日に、「もう二度と出社できないかもしれない」とは普通思いませんよね。
それと同じで、「今日行けなかった」は、あくまで「今日」の話であって、この先ずっとを決めるものではありません。
1日休んだ経験が、逆に「ちゃんと休んでいいんだ」という安心感になって、翌日以降のハードルが下がることも珍しくありません。
③ 学校以外の「居場所」があると、不安の重さが変わる
これは実感として大きいのですが、「学校が全て」だと親も子も、プレッシャーが一点に集中しすぎてしまいます。
学校がしんどくなったときに、
- 家で安心して過ごせる時間
- 学校以外の学びの場(フリースクールなど)
- 好きなことに没頭できる場所
こうした「もう一つの居場所」があるだけで、「今日は無理でも、行き場がある」という余白が生まれます。
たとえば同じ滑り台でも、下にクッションがあるかないかで、思い切って挑戦できるかどうかが変わりますよね。学校以外の居場所は、まさにあの「クッション」のような役割を果たしてくれます。
「学校に行けるかどうか」だけを判断基準にせず、「今この子が安心して過ごせている場所はどこか」で考えてみると、少し視野が広がります。
④ 親が不安な顔をしていると、それが子どもに伝わってしまう
これはちょっと耳が痛い話かもしれませんが、大事なポイントです。
子どもは、親が思っている以上に、親の表情や声のトーンを読み取っています。
親が「本当に行けるの?」「大丈夫なの?」と眉間にシワを寄せながら聞いてしまうと、子どもは「自分は親を心配させる存在なんだ」と感じてしまうことがあります。
そうなると、本人の中の不安に加えて、「親を心配させている罪悪感」まで背負うことになってしまう。
もちろん、平気なフリをする必要はありません。
ただ、
「行けても行けなくても、大丈夫だよ」
という空気感を、言葉よりも態度でにじませておくこと。
これだけで、子どもが感じるプレッシャーはかなり軽くなります。
⑤ 「親が全部背負う」をやめると、驚くほど楽になる
最後にお伝えしたいのが、これです。
「この子の2学期をなんとかしなきゃ」
「私がちゃんと導かなきゃ」
そう思えば思うほど、親のほうが息切れしてしまいます。
