【検査】WISC-Ⅳ検査②

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こんばんは✭

今日は1年生最後の修了式でした。

ランドセルの黄色のカバーも今日で終わり。

12月末から3月中旬まで欠席なしで通うことができました。

よく頑張ったね!こぽくん。

ぽくままはご褒美に、自分のメンテナンスをしに美容院に行ってきました✂

さて、今日はWISC-Ⅳ検査の数値の見方についてお話します。

知能検査や心理検査の分かり易い本です。

 

こぽくんの検査結果。

こぽくんの検査結果はと言うと、

『全IQ』76

『言語理解』90

『知覚推理』87

『ワーキングメモリー』60

『処理速度』78

このような結果になりました。

得意なことは、言語理解、知覚推理で、

・言葉によって物事を理解することや、表現することが得意です。
⇒言葉の意味理解がしっかりできる力を持っていると考えられるそうです。

・図や絵などの視覚的な情報について、その意味や関係性を推測、理解することが得意だそうです
⇒これは周りの状況を見て理解することができるとも言えます。

逆に、不得意なことについては、

ワーキングメモリー、処理速度でした。

・口頭の指示など、目に、見えない聴覚情報を一時的に記憶することが非常に苦手です。

・筆記を伴う作業などの細かい作業を短時間に数多くこなすことが苦手です。

・視覚情報の細部まで正確に捉えることや、それらを再現することの苦手さがあります。

⇒文字の定着についても、難しさが生じやすいのこのためだそうです。

全IQの読み方

ここで、全IQの読み方についてお話します。

下記は、『発達障害辞典』による、IQの値による知能評価の分類の基準です。

※しかし、発達凸凹の値が30以上ひらくとIQは無効となります。
 IQだけでの判断はしないでください。

130以上   極めて優秀
120~129 優秀
110~119 平均の上
90~109  平均
80~89   平均の下
70~79   境界線級/ボーダーライン
70未満    知的障害
厚生労働省が定める知的障害の程度、判定基準
厚生労働省は、知的障害の程度基準を以下のように定義しています。
50~70  軽度知的障害
36~50  中度知的障害
21~35  重度知的障害
20未満   最重度知的障害
言語理解が高い場合について
これは、言葉を使った理解や表現が得意です。

おしゃべりや、読書が得意です。

言語理解が低い場合
言葉での表現や理解が苦手なので、

長々と指示されたり話されると途中からわからなくなります。

このタイプには、指示は、簡潔にし、見える化が必要となります。

また、音読ができていても長い文章になると理解していない可能性があります。

内容を確認してあげることが大切です。

作文も苦手なので、テンプレートや写真を用意してあげて分を作る手がかりをつくってあげることも効果的です。

 

何回でも消して書くことができるおすすめのメモです。こどもの暇つぶし用にも♪

こぽくんの大好きなアイテムの1つです。

知覚推理が高い場合
全体から部分を取り出すのが得意な子が多いです。

たくさんあるものの中から必要なものだけを取り出すことができます。

視覚情報から読み取るのも得意なので、図やグラフからの読み取りが得意です。

そのほか、推理や推測も得意です。

知覚推理が低い場合
ノートをまとめたり、ポイントを取り出すことが苦手です。

周りの状況を読み取ることも苦手なので空気が読めないと言われがちです。

話すときも要点をまとめることが苦手なので、だらだらと話す傾向があります。

また、全体を見通して分類することが苦手なので、整理整頓が不得意です。

絵やイラストなどの視覚情報だけで読み取ることが苦手なので理科や社会が苦手なこが多いです。

なので、言葉で伝えることが必要です。

言わなければ気が付かないことが多いので、丁寧に説明してあげましょう!

周りの状況を読み取ることも苦手なので、周りをみて自分がどう行動していいか分かりません。

そのため不安になりやすいです。

そうならないために周りの支援する人が、場面や状況を説明してあげることで理解と経験を積み、不安が軽くなります。

整理整頓については、モノの置き場所をルール化することが大切です。

ワーキングメモリが高い場合
1つの経験や出来事からたくさんの情報を吸収できます。

要領がよく、必要な情報、いらない情報の判断をし、優先順位をつけることが得意です。

注意力が高く、集中力も高いので、学力も高い傾向があります。
計算、長文読解、暗記が得意です。
ワーキングメモリが低い場合
忘れっぽいので忘れ物も多く、聞き間違えも多いです。

耳からの情報はすぐに忘れます。

紙やスマホのメモ帳にメモする習慣をつけるといいでしょう。

聞き間違いも多いので、紙に書いて理解するのが重要です。

長時間の集中は苦手なので、タイマーを使用したり、休憩をはさみましょう。

紙に書く、スケジュールの見える化、たくさんのことを一度に伝えないを心がけましょう。

学習面でも暗記や計算、文字の形など苦労することが多いです。

絵や言葉と関連付けて、繰り返しすることで長期記憶に残るようにサポートが必要です。

困ることばかりではなく、

イヤなことはすぐ忘れる!というさっぱりした一面もあります。

処理速度が高い場合
頭の回転が速く、スピーディーです。
身体を使うことが得意で、手先も器用な子が多いです。

手先の器用さを生かして自信につなげましょう!

手先の器用な子は、刺繍などの手芸も才能が開花したりします!

処理速度が低い場合
とにかくマイペースです。

時間内に終わらせることが苦手です。

他の能力は高くて処理速度のみ低い場合は、

頭と体が付いていかず悩む子が多いです。


自分の力を発揮できない
ことが多いのも特徴です。

目と手を関連させた動きが苦手なので、板書や音読も苦手です。


課題には十分な時間を取ったり、スケジュールや準備を手伝う。

お手本は、近くに置き、筆記用具は使いやすいものを準備しましょう。

例えば、マス目の大きなノートや書きやすい鉛筆を使いましょう。

このノートは細かいものを書くのが苦手なこぽくんが使っているこくごのノートです。

こぽくんのサポートについて

こぽくんは、ワーキングメモリと処理速度が苦手です。

逆に、言語理解と知覚推理が得意なので、得意な部分をしっかりと伸ばしてあげ、不得意な部分には周りにいる人がサポートすることが大切です。

視覚優位なので、絵カードや見通しのわかるスケジュールボードの活用。

受け身で話を聞くよりも実際に体を動かし、作業しながら課題に取り組む工夫が必要です。

また、ひらがなや計算については、見て学ぶタブレット学習が有効です。

タブレット学習については、またお話しようと思います。

また視覚情報をキャッチしやすいので、周りを整頓することも重要です。

こぽくんの場合、視覚情報のキャッチは得意ですが、気持ちの切り替えは非常に苦手なので、

こぽくんのタイミングが鍵を握っています。

例えば、ゲームをやめてほしい時には前もって予告する。キリのいいところでやめることがポイントです。

タイマーや砂時計を使用しています。

新しい環境に慣れるのにも時間がかかるので、決まった時間、決まったルールが重要です。

 

学校では決まった時間に登下校をし、決まった部屋で決まった授業を行うことで本人の安心へとつながっています。

家庭でも規則正しい生活スタイルを心がけています。

視覚情報のキャッチが素早いため、たくさんの量や複雑さを嫌がるので、『ここまででおわり』の声掛けや、見えない様にプリントを折ったり、何かで隠すことで取り組みやすいようです。

モチベーションをあげるために、ご褒美やシールを貼るなどの見える化も有効です。

最後に
細かく検査結果についてお話してきましたが、
WISC-Ⅳ検査の数値からは、このように多くの情報やサポートを知ることができます。

是非、活用してみてください。

細かいサポートについては、またお話できればと思います。

学校生活を送るのに必要なルールを表した絵カードです。

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